『古典学の再構築』第八号(平成12年11月)  
   
はじめに 3
   
「古典学の再構築第4回公開シンポジウム」プログラム 4
   
特集●「現代世界と古典学」古典学の再構築第4回公開シンポジウム報告 5
 開会の辞:科学と古典学(上山春平) 5
   
 総括班報告:一般古典学の構築にむけて(中谷英明) 8
   
 研究報告  
 1. シャーンティデーヴァ作『入菩薩行論』の伝承と変容―初期本テクストの発見秘話―(斉藤明) 11
 2. ローマ法における「正当価格」(西村重雄) 20
 3. モンゴル時代の世界地図―文明圏を超えて―(杉山正明) 22
   
 パネルディスカッション:「現代における古典の価値」〈木田章義・中畑正志・川原秀城〉 24
   
 基調講演  
 1. 新しい人間の絆―東欧諸国の古典学―(久保正彰) 29
 2. The Transmission of Science in Greco-Roman Antiquity. Memory and Loss, Agency and Form  
   古代ギリシア・ローマにおける科学の伝承。記憶と亡逸・担い手と形態(Heinrich von Staden) 31
 3. Das metaphysik-kritische Potential des biblischen Schoepfungsglaubens  
   聖書の創造信仰の形而上学批判的可能性(Guenther Poeltner) 42
 4. 10 世紀ビザンツ皇帝の帝国統治と古典活動―中世ローマ帝国の世界秩序理念について―     (大月康弘) 50
   
 全体討議:「現代における古典学の役割」〈抄(中川久定) 53
   
 閉会の辞:藤澤令夫 56
   
B02 班誌上研究会:「キリシタン資料特集」 59
 「古典」としてのキリシタン文献―その語学書について―(丸山徹) 59
 Missionaries and Palimpsest (Engelbert Jorissen) 66
 水夫の反乱―キリシタン翻訳の一側面―(米井力也) 71
 郷談―Codices Reginensis Latini.459 の解釈から―(鈴木広光) 76
   
報告1 :中国分野シンポジウム「文化的制度としての中国古典」開催報告(平田昌司) 88
   
報告2 :「明清科挙制度の文化史的研究」討論会開催報告(平田昌司他) 91
 Benjamin Elman, A Cultural History of Civil Examinations in Late Imperial China  
  ―その社会文化史的枠組みについて―(唐澤靖彦) 92
 言語にとって科挙とはなにか(平田昌司) 96
 科挙の廃止と近代中国社会(高嶋航) 98
   
研究成果中間報告・追補(森山清徹・井谷鋼造・早島理・大貫隆) 102
   
コラム  
 古典の写本(6):チベット学分野(御牧克己) 1
 研究ノートから:「江東避乱聯句」(仮称)について(朝倉尚) 78
 研究ノートから:名歌の横顔―古典和歌再読―(福田智子他) 84
 「古典学の再構築」日誌/今後の日程 111
 編集後記 112